一周まわってパターン

パターン名

一周まわってパターン

解説

古い常識に対抗する新しい価値観が出てきて、最近ではそちらのほうが新しい常識としてだいぶ認知されるようになってきた(例: 年功序列→成果主義) …っていうくらいのタイミングで「実は古い常識の方が良かった思っている」とあえて表明することで、常識にとらわれない鋭い意見ぽさを演出する手法に対して用いる。

新たな発想をする必要がなく、ひとつ昔の常識を持ち出してそれっぽい根拠をつけるだけで良いため、お手軽に賢そうに見えて有用なこともあるが、やりすぎるとワンパターンがばれて逆効果なので注意が必要である。

「一周まわって」みたいな修飾語をつけたり(用例1)、わざわざ大げさな前置きをしたり(用例2)して、ただの懐古主義と思われないようにしながら使われることが多い。

用例

用例1

A「社内のコミュニケーションがチャットメインになってから、手軽なのはいいんですけど、通知で仕事に集中できなかったりしますよねー」
B「俺さ、最近一周まわってメール文化が良いと思ってるんだよね。こっちのタイミングでメールチェックすればいいし」
A「おおー、逆に斬新ですね!」

用例2


A「最近ペイメントのアプリが乱立して、どれ使って良いかわからないし、起動に時間かかるし、逆にストレスじゃないですか?」
B「わかるー。あ、でも、僕それらの問題を一気に解決する最新のテクノロジー知ってるよ」
A「えっ、なんですか?」
B「最新のテクノロジー… それは “現金” です!」(したり顔)
A「はは、ウケますね」

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