感想書いてない本がたまってきた。

今年に入ってから、ちょっと時間があると数学の勉強をしたりしていたのですが、数学っぽい本をいろいろ読むうちに、僕がいちばん興味を持っているのは、式をグチャグチャやるような「いかにも数学!」みたいなものより、「数」の性質の不思議さとか楽しさだってことに気づきました。

で、なんかそれっぽい本を探してジュンク堂(新宿にもできるらしい)をウロウロしてたときに見つけた本がこの本です。

素数、完全数、メルセンヌ数、フェルマー数、ベルヌーイ数など、この本では、いろいろな「数」を紹介してくれますが、僕が一番好きなのはやっぱり完全数です。

完全数とは「自分以外の約数をすべて足したものが自分自身になっている数」のことです。

6 = 1 + 2 + 3
28 = 1 + 2 + 4 + 7 + 14

最も小さい完全数は 6 で、その後、 28, 496, 8128 … と続きます。また、完全数にはもう一つ性質があって、それは「完全数は連続した自然数の和であらわせる」というものです。

6 = 1 + 2 + 3
28 = 1 + 2 + 3 + 4 + 5 + 6 + 7

ホント美しいです。

前に紹介した『博士の愛した数式』っていう、とても読みやすくて素敵な本にも完全数についての会話がでてきますが、今回、この『数の本』を読んで、さらにメルセンヌ素数と関係があることまでわかって、さらに完全数好きになりました。

この本は『数の悪魔』よりやや難しいですが、じっくり読めば『数の悪魔』よりも楽しく読める本だと思います。

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