高等生物の証

打ち合わせなど、長い時間何人かで集まって話していると、あるフレーズがいきなり流行り出すことがあります。今日の打ち合わせは、まさにそんな感じでした。

「では、とりあえず紙ベースでいいので今週の作業報告みたいなものを提出してもらえますかね。」
「はい、わかりました。では、Excel ベースのものは週末ぐらいにメールベースで送ります。その作業報告のフォーマットは予定ベースで書けばいいですか?」
「いえ、進捗ベースでお願いします。」

オマエら「ベース」って言い過ぎですよ。そして個人的にはメールベースの使い方は少し間違ってると思います。

「てことは、シナリオベースで書いてあるようなドキュメントを新規で作る必要がありますね。」
「そうですね。シナリオベースというかストーリーベースで、そうだな、いくつかパターン化した方がいいかもしれませんね。」

この頃になると、もう「ベース」が気になって会議どころではありません。議事録代わりにつけていたメモにも「ベース、ベース?」などと、後で見ても何の役にも立たない記述が目立ち始めました。

そして当然の流れとして、僕も「ベース」を使ってみたくなってきました。しかも「メールベース」のように、軽く意味のわからない「ベース」を使ってみたいところです。ただ、僕は最近チームに入ったばかりで特に発言することもないので、じっとベースチャンスを伺っていました。

「あ、そうだ。カノさん、昨日の○○の件は具体的にどんなものにすることにしました?」

きました!

ついにチャンス到来です。

「はい。○○に関してですが、△△・□□・☆☆の三つにしました。そっちのほうが、お客さんに対しては正直ベースでいいかなと思いまして。」
「ああ、確かにそうですね。わかりました。それで行きましょう。」

って。

なんで発言してる本人ですら全く言葉の意味がわからないのに、オマエにはフツーに通じるんだ、と。

やっぱりよく世間で言われてるように、人間は前後の文脈から意味のわからない言葉を推測できる高等な生物なんだ、ということを再認識した一日だったのでした。(今日のわんこ風に)

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この記事を書いた人

こんにちは!カノといいます👓
インターネットやテクノロジー、ビジネスモデルや歴史(世界史・日本史)、美術などが好きです。メガネのせいか真面目っぽく見えるらしいですが、基本的には昔からいい加減な性格です。
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