今年の夏頃、サントリーが「青いバラ」の開発に成功したというニュースが世間をにぎわしましたね。個人的にはとても衝撃的なニュースでした。
「青いバラ」といえば、はるか昔から「不可能」の象徴。
花言葉も、そのままずばり「不可能」だし、ギリシア神話にも花の女神フローラの話のあたりに青いバラが存在しないわけを説明するようなお話があったりして、ますます神秘的だったりします。
ちなみにフローラは、ボッティチェリの『The Birth of Venus(ヴィーナスの誕生)』の左側でゼフィロスに抱きかかえられてる精霊クロリスが変身した女神ですね。『La Primavera(春)』の右の方でゼフィロスに抱きつかれてるひと(抱きつかれてるのがクロリスでその左にいるのが変身したフローラ)といったほうが有名でしょうか。
バラの歴史というのはかなり古くて、5000 年も前からたくさんの交配が繰り返されて本当にいろいろな色と形のバラが開発されてきました。
青いバラが開発されたというニュースを聞いて、ちょっと啓発されて、バラについて調べていたときに出会った本が次の本です。
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ポチップ
この本は、ひとことでいうと「バラ辞典」です。
1000 ページ、2000 種類以上のバラが写真付きで掲載されていて、見ているだけで全然飽きません。こんな内容のある本(しかもオールカラー)が 2000 円しないというのは洋書ならではといった感じで、かなりお買い得の一冊です。
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