デザインバーコード

面白いこと考えるなぁ。(via 日経デザイン)

ユニークなデザインのバーコードが登場

付いていないパッケージを探すのが困難なほど、普及した感のあるバーコード。単調な線の羅列を逆手に取ってユニークなデザインに仕上げたのが、デザインバーコード(神奈川県藤沢市)だ。

実際にはこんな感じのデザインになります。

考え出したのは、名前そのままのデザインバーコードという会社。もちろんちゃんと読み取れないと意味がないので、バーコードハード最大手のサトー(株)と業務提携してしっかりとしたビジネスにしています。

2 月 15 日から出荷される「アミノ式」や「カテキン式」のパッケージで実際に使われるそうで、とてもワクワクします。サントリーのマーケティングは、パラパラ広告とかもそうですが、とても挑戦的でステキですね。

さて、このビジネスの面白いところはどこでしょう。

バーコードのような今まで誰も変えようと思わなかったモノに、全く機能を変えずに新たな付加価値をくっつけた点でしょうか。それはもちろんその通りだと思うのですが、僕がポイントだと思っているのは、今まで変えちゃダメなのかなぁとなんとなく思われてたモノを専門家(サトー)を連れてきて一緒に変えたところだと思っています。

それと、素材がバーコードだからいいんだと思います。バーコードくらい普及していて、それでいて外見が無機的なものはちょっと思いつきません。普及しているからこそビジネスとして成り立つし、無機的だからこそデザインでちょっと味付けしてあげるだけでインパクトが大きいんでしょう。

こういう発想に触れると、モノを作るのは技術だけど、すでにあるものに魅力を付加して蘇らせるのはデザインなんだなぁ、と思います。

このデザインバーコードに機能性は全くありません。でも、僕は流行ると思います。普通にオモシロイと思いますから。

現在はモノがあふれた社会ですが、そういう社会においては、消費者はこういうちょっとした付加価値を欲しがる(= お金を払う)のかもしれません。

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