我が意を得たり、という気分です。
最近ずっとぼんやりと感じていたモヤモヤが、クッキリと文章にしてあったので軽く感動しました。これから何度も繰り返しこの本を読むと思います。
さて、この本のいいたいことをひとことでいうと、
「頭がいい」とは、場の意味(=文脈)を捕まえられること
ということにつきます。
本書でいう「文脈」とは、狭義の「文章のつながり」ではなく、もっと広く「空気を読む力」という意味で使われています。場の空気を読み、流れている脈略から意味を再構築し、新しい意味を作り出せる人こそが頭のいい人とのこと。
「頭がいい」状態は気持ちいい、から始まって、文脈力の鍛え方や身につけ方までいろいろなアプローチで言及されていて、あっという間に付箋だらけになりました。
著者の本はものすごい勢いで出版されるので当たりはずれがありますが、この本は確実に当たりです。似た名前のベストセラー『頭がいい人、悪い人の話し方』なんかより数倍おもしろくて役に立つ本だと思います。
ちなみに『頭がいい人、悪い人の話し方』は、ダ・ヴィンチのウェブサイトのさとう珠緒のコーナーでズバズバ斬られてます。何気におもしろい連載です。
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