与えられるものを受けていた時代から、欲しいものを自分で取りにいく時代になった。これが豊かさである。買いたいものをお店へ行って探す、というのが既にそうだ。品物が沢山あって、選べるようにお店という場所がある。選べない時代には、店なんかなかった。ただ与えられたもの、手に入るものを食べて、着て、生きていた時代が長かったのだ。仕事も与えられて、それをする以外になかった。
つまりは、こうするしかない、という局面が多いほど、貧しいといえる。自分は、こういう人間だから、こうしなければならない。これしか道はない、と思い込むことは、貧しさを引っ張り込んでいるようなものだと思う。http://blog.mf-davinci.com/mori_log/archives/2006/10/post_725.php
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