今日は久しぶりに一日ミーティングがなかったので、休暇をとって、地味に評判のいいこちらの展覧会に来てみた。
第4章の福田美蘭は評判どおりとてもよかった。(森村泰昌は個人的に苦手) ただこれは、第3章までのいわゆる正統な展示の質と量がすごくて、そこを経由したからこその振りが最後に効いている感じ。構成って大事なんだなぁとあらためて勉強になった。
マネはもちろんだけど、モネやセザンヌに、ピサロやシスレーやルノワールまでよく練馬にこんなに集めたな(失礼)というくらいたくさんの印象派絵画が展示されていて興奮。印象派じゃないけどクールベもあったし、これ1000円でいいのかな。
個人的には『草上の昼食』が当時(ヨーロッパだけでなく日本でも)いかに衝撃をもって受け止められたかというのが、美術史の知識だけでなく絵画作品として肌で感じられたのが勉強になったし、マネがスペインに行ってるときにベラスケスに受けた影響が解像度高く鑑賞できたのも良かった。図録はもちろん買ったけど、たぶんもう一回は訪れると思う。
そして帰り道に、やっぱり『草上の昼食』とか『オランピア』みたいな仕事しないとだめだよなぁと内省する羽目になった。マネ先輩のような仕事のスタンスを見習いたいところ。
関連情報
オフィシャルサイト
日本の中のマネ ―出会い、120年のイメージ― | 展覧会 | 練馬区立美術館
練馬区立練馬文化センター、練馬区立大泉学園ゆめりあホール、練馬区立石神井公園ふるさと文化館・分室、練馬区立美術館のイベント情報
コメント