『Nature Chemistry』が創刊するらしい

『Nature』は科学分野においてはトップクラスの学術誌だが、最近では、『Nature』ブランドを冠に掲げた「子会社」がどんどんできている。

そんななかで『Nature Materials』『Nature Physics』『Nature Chemical Biology』『Nature Nanotechnology』になどに続き、『Nature Chemistry』が2009年4月に創刊するとのこと。

化学は、物質の組成、構造、特性、そして物質が化学反応でどのように変換されうるかなど、あらゆるレベルの物質研究に関係しています。化学は、例えば物理と生物などの分野を結ぶ架け橋としての役割を果たすことが多く、工学や医学のように多様性のある様々な研究分野と交わるため、セントラルサイエンスと呼ばれてきました。Nature Chemistryは化学のあらゆる領域から化学者の方々を集め、様々な化学関連学界間でのアイデア交換を促進する一方、バランスの取れた化学観を提示することによって、主要な情報源としての役割を果たすことを目的とします。

Nature Chemistryは、この多彩な分野の全領域における最高品質の研究を掲載することに力を注ぐ注目の査読誌となります。また、Nature Chemistryは、レビュー論文、News and ViewsおよびResearch Highlightの形式で、Nature Chemistry以外の場で報告された重要な進展に関するコメントも掲載します。Commentaryや特集記事では、研究室の枠を越えた化学の幅広い全体像の分析に取り組みます。

外野からみると『Nature』や『Science』のようなトップにいる学術誌には、専門特化やブランチの派生などはせず、総合科学としてデーンとひとつだけ存在していてほしいなあと思いますが。

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