森博嗣の『大学の話をしましょうか』を読了。
本書は森博嗣に対して、インタビュアが一方的にインタビューする形式をとっている本です。とても読みやすいです。著者のファンなら買いでしょう。
いろいろと印象に残ったけど、特にグムーと思ったのは以下。
仕事と手法が与えられたとき、それを的確に解決できるのが、学士。仕事を与えられたとき、手法を自分で模索し、方向を見定めながら問題を解決できるのが修士。そして、そもそも、そのような問題を与えることができるのが博士である。(P67)
そういう意味では、6年前の僕はせいぜい学士レベルがいいところだったんだなぁと思った。6年たった今は、ちょっとは自分の頭でものを考えられるようになっているだろうか。
コメント
コメント一覧 (3件)
白川先生が、
自分の研究において
学士は学校で一番を目指せ。
修士は日本で一番を目指せ。
博士は世界で一番を目指せ。
なんて、いってたような。
ぺぺ語録
学士は自分の研究目的を理解する 達成すべきは何か。
修士は自分の研究ポジションを理解する。 研究がどう発展するのか。
博士は研究ニーズを理解する。
どんな研究が求められるのか。
どの定義をみても
修士と博士の間にものすごい壁がある気がします(笑)
実際、修士と博士では望まれることに、大きな差があると思います。
ただ、その期待にこたえられるような実力のある博士は少ないような気がします。
私も、理想とする博士になれるよう、がんばりたいと常々思っております。