『SPIRIT』をみてカンフー映画にハマる

僕は、すぐにあれやこれやと考えモードに入ってしまいがちなめんどくさい性格なので、何も考えずにひとりでボケーと受け身になりたいことがあります。さてさて、そんな受け身気分かつ今日みたいな台風で外に出たくない日にはなにをしましょうか。はい、そりゃあカンフー映画に決まってますね。何も考えずにみれて、テンポがよくて、みた後もスッキリ気分といえばカンフー映画をおいて他にありません。

とはいっても、小学生の時に『少林寺』をみて以来、全くカンフー映画と関わりのない人生だったので、何を選んだらいいかが全くわかりません。

とりあえずカンフー映画といえば、ジャッキーチェンでしょうか? いやいやジャッキーチェンよりも、やっぱり『少林寺』の時にお世話になったジェットさんだろうと考え直し、中村獅童も出てるらしいSPIRITという映画をチョイスしました。

ストリートでの対戦で負ける父親を見て育ち、自分は誰にも負けないナンバー1の格闘家になるのだと決意したフォ・ユァンジア。だが弟子もたくさん増えたものの、傲慢さゆえに恨みも買い、愛する娘や母親などを殺されてしまう。苦悩の末にフォは、ある農村の人々に命を助けられるのだが…。

わかりやすいわかりやすすぎるよカンフー映画。しかも、いちばん衝撃的だったのがカンフーアクションがとても美しいこと。美は人のこころにいい意味で傷をつけますね。齢三十路にいたってカンフー映画にハマりそうな予感がしてきました。

今までは主人公の大切な人が死んで終わったり、猟奇殺人者が逃げおおせたり、最終的に登場人物の誰も幸せにならなかったりと、性格がねじ曲がりそうな映画ばかりを好んでみていたせいか、このストレートさがとても新鮮です。とりあえず、しばらくはジェット先生の映画をひととおりみてみようと思います。

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