日産を甦らせた英語

日産どうこうというよりは、ビジネスパーソンの英語への取り組み方と必要性について書いてある本です。

本書で特徴的なところを簡単にまとめると、

「現在、日産をはじめとして多くの企業で、研修などの “企業としての” 英語への取り組みが非常に盛んになってきている。その中でも日産は、”勉強としての英語” と “実務としての英語” を連動性が非常に高いので、社員の英語学習へモチベーションが他の企業に比べても高いと考えられる。」

といったところでしょうか。

タイトルを見ると、日産の復活を英語という切り口から書いた本かな、とかイメージされますが、実際には日産自身のことにはそれほど触れていません。

どちらかというと、ビジネスパーソンの英語の勉強の仕方について多くのページが割かれていて、タイトルに「日産」という文字を入れる必要があったのかな、と感じました。その英語の勉強の仕方の部分については、あまり目新しい記述はなかったのですが、個人的には最後の方のページにあった以下の点がオモシロイと思いました。

a. 日産アニュアルレポートは、英語学習に最高の教材である
b. 企業トップはポジティブな言葉を選ぶ

アニュアルレポートというのは、投資家に対して企業情報を提供する目的で作られたものです。だから、事業内容や今後の展開を投資家に十分理解してもらえるように非常に明確な表現が使われているそうです。レポートのコンテンツには、デザインや環境への取り組みなど、たくさんの見所がありますが、その中でも「Message from CEO」がとてもアツイです。

本書では、「Message from CEO」の全文について構文や表現の解説があります。これを読んで初めて知ったのですが、企業トップは非常にポジティブな言葉を選ぶんですね。ゴーン社長の例でいうと、record-setting(記録的な) や industry-leading(業界トップレベルの) など、ポジティブで力強い表現のオンパレードです。

アマゾンのコメントとかを見ると、タイトルと内容の違いにガッカリしてしまう人もいたみたいですが、僕にとっては最後の「Message from CEO」全文解説だけでも十分に価値のある一冊でした。

余談ですが、この本は光文社ペーパーバックスという種類の本らしいです。光文社ペーパーバックスには、以下の四つの特徴があるそうです。

1. ジャケットと帯がない
2. 再生紙を使っている
3. 本文はすべてヨコ組み
4. 英語混じりの「4 重表記」

個人的に 1~3 は別にいいんですが、4 は中途半端に日本語と英語が混じっていて(以下の引用参照)とても読みにくかったです。

当時は、会社の好業績 good performance を反映して、費用 expenses は全額会社負担で、希望する社員にはできるだけ研修を受けさせるという形のものが多かった。

英語の勉強にはいいんでしょうか。

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インターネットやテクノロジー、ビジネスモデルや歴史(世界史・日本史)、美術などが好きです。メガネのせいか真面目っぽく見えるらしいですが、基本的には昔からいい加減な性格です。
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