あざとい

ホントは好きで好きでしかたない。でも、大きな病気(または借金)がある俺なんかと一緒になっても、彼女が幸せになるわけない。せめて彼女には幸せになって欲しい。だから急に冷たい態度を取って嫌われよう。

なんていう、そこらじゅうで使い古された手法にいまどき引っかかるヤツなんていなくて、むしろ、

はぁ…、いつの間にこんなに借金増えちゃったんだろう。でも彼女のことはホント好きだし、借金のこともちゃんと打ち明けて真剣に付き合いたい。でも、いいづらいなー。あー、どーしよ。あ、そうだ。よくある急に冷たい態度取って…ってやつをやってみるか。彼女のことだからちゃんと気づいてくれて「何かあったんでしょ?ホントのこといって。」とか言ってくれるだろう。そしたら「借金がある俺と付き合っても幸せになれるはずないから…」と切り出しやすくなっていい感じにもっていけるかも。

ぐらい思うやつもいそうだ。

もっと高度になれば、

あーあ。彼、わりと格好いいし、はじめはいいなとか思ってたんだけど、なんかマジメすぎてウザくなってきた。でもいきなりバッサリ切ったらなんかストーカーとかされそうだし。あー、もー、どうしよ。向こうからアタシのこと嫌ってくれればベストなんだけど、なんかすごく気に入られてるみたいだし。あ、そうだ。急に冷たい態度を取って…っていう例の方法を使おう。で、それに気づいた彼が「ホントのこといって」といったのを見計らって「実は…」とわりとヘビーな悩みを打ち明ければ、彼も「あ、これ例の冷たい態度の方法を逆手にとってヘビーな悩みを言おうとしてるな。意外とあざとい女だなー。」と思ってくれるに違いない。そうすれば、彼マジメだしアタシのこと嫌ってくれるかも。

というのもあるかもしれない。

書いてて意味がわからなくなってきた。

コメント

コメントする

目次