東京奇譚集

長編もいいけれど、村上春樹はやっぱり短編が素晴らしい。

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僕らの生きている「現実」とは別のところで、偶然とよぶにはできすぎていると感じるような、なんというか「意図」みたいなものが存在すると感じることがあります。

それは「デジタル時計を見ると自分の誕生日っぽい数字だった」的なちっちゃなことだったり、「20年来会っていない友人になぜかマドリードで偶然会った」みたいなビックリ事件だったりするわけですが、不思議なことに、この手の話は誰でも2, 3個持っているくらいにあちこちに転がっています。

この短編集で描かれている話からは、そういうカタチのないあやふやな「意図」みたいな世界(という言葉をあえて使ってみた)を、現実よりも3割くらい強調したような印象をうけました。どの話にもリアリティを感じます。(猿はしゃべってるけど)

ネタバレになるので内容には触れませんが、まさに村上春樹といった読後感で大満足。個人的には「日々移動する腎臓のかたちをした石」がいちばんお気に入りでした。

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この記事を書いた人

こんにちは!カノといいます👓
インターネットやテクノロジー、ビジネスモデルや歴史(世界史・日本史)、美術などが好きです。メガネのせいか真面目っぽく見えるらしいですが、基本的には昔からいい加減な性格です。
このブログは昔からずっと個人的な日記みたいな感じで書いてきていて、基本的には個人的なログになりますが、興味のあるところだけ読んでいただけるとうれしいです。コメントやTwitterのフォローなどは大歓迎です。

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