グーグルという、あまりに巨大な力を持ってしまった企業の光と闇の部分を描いた注目作。
ステータス
読了(2006/04/23)
感想など
梅田さんの『ウェブ進化論』との比較とかは、もうあちこちで語られているのであえて書かない。僕が率直に感じたのは、これらの本で語られているコンテキストとは少しずれていることだった。
それはインターネット上で稼ぐ手段は広告しかないの?ということ。少なくともプラットフォームとしてのGoogleに乗っかっていくビジネスだと広告がメインになっていくのは間違いなさそうである。そして、僕はこういう現実に違和感を感じる。
何かをクリエイトしたら、それに対する対価としての報酬がもらえるのは普通に嬉しい。それは、報酬が自分の創作物に対する評価に他ならないからだ。それに対して、広告が生むお金は創作物に群がる人に対する報酬であって、創作物に対する報酬ではない。オープンソースだとかコモディティ化だとかいろいろいわれているけれど、広告という間接的な評価(=報酬)がメインな状況で、ひとはクリエイトを続けていくモチベーションを持ち続けることができるのか。
要するに、人間の自然な感情を考えたときに広告メインのビジネスモデルって不自然じゃね?ということがいいたかった。
書きなぐりなので、まとまらないけど。
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