マーケットで負けるのは、 「求めるもの」を決めない人 【特別対談】田端信太郎×ちきりん(1)

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「るるぶ」だけの時代から「楽天トラベル」の時代というのもそうですけど、インターネット化されるというのは、市場化されるってこととほぼイコールですよね。

市場で認められる」というレベルにもいろいろあって、数万人に評価されて、年収で600〜800万円くらい稼げればいいのであれば、すごい切り札がなくてもやっていけると思うんですよ。「ニッチな分野でそこそこ知られている人」になるのは、そんなに難しくありません。必要なのはマーケット感覚だけです。一方、1千万人に支持されて何十億円も稼ぎたいなら、マーケット感覚に加え、オペレーション能力など、組織力も併せて必要になります。自分が狙ってる市場はどんな市場なのか。そういう視点を持つことも大事ですね。それ自体がマーケット感覚なんですけど。

「自分が何を欲しいか」、そしてそれと引き換えに「自分は何を差し出してもいいか」をわかっている人同士が、お互いの持っている価値を交換するためにある仕組みがマーケットですから。僕はよく、新卒採用の面接をしているときに、「いくらでもいいから3年後に自分がほしい給料を言ってみて」と聞くんです。額は、500万円でも、3千万円でも、1億円でもいい。ただ、それがなぜ欲しいか、なぜその額なのか、なぜその金額を自分がもらうに値するのか、を説明してほしいんです。

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