都会の深夜〜夜明けに生きるいろんな種類の人たちを、視点を切り替えながら描いている話。わかりやすい結末があるわけではないが、読後、なにか心に残るものがある。
僕は昔から都会の深夜が好きだ。
昼間は理性によって抑えられている危うさや欲望みたいなものが、毎晩、静かに自然発生的に発露する人間くささみたいなところに惹かれる。
こういうイメージを(少なくとも僕には)感じられる小説だった。
そういえばと思って検索してみたら10年前にも読んでいた笑
アフターダーク
真夜中から空が白むまでのあいだ、どこかでひっそりと深淵が口を開ける。「風の歌を聴け」から 25 年、さらに新しい小説世界に向かう村上春樹書下ろし長編小説。(出版社…
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