おもしろいサービスがリリースされてました。(しかも高校生!)
https://www.businessinsider.jp/post-169009
目のつけどころがすばらしいですね。
スマートフォンのカメラ機能を使ってレシートを撮影すれば、すぐにアプリ内のウォレットに10円が振り込まれるという。振り込まれた現金は銀行の手数料分以上になれば、国内のほぼ全ての金融機関で好きなタイミングで引き出すことができる。
消費者にとって最後にはただ捨てるだけのレシートが、企業にとっては貴重なオフラインの購買情報となります。
このように、ある人にとっては無価値なものが、ある人(企業)にとっては有益であるような性質を価値の非対称性とよびます。
ところで、リクルートの中心的なビジネスモデルにリボンモデルというのがあります。
リボンモデルは、価値を持っているクライアント(企業)と、その価値を欲しているカスタマー(ユーザー)をマッチングさせるビジネスモデルです。
たとえばSUUMOは、不動産業者と家を探している人をマッチングします
ホットペッパービューティは、サロンと髪を切りたい人をマッチングします。
つまりこれは、対称な価値同士のマッチングということですね。
もちろん対象な価値同士のマッチングは今でも有用だと思うのですが、このニュースのような価値の非対称性に着目したビジネスモデルと比べると、ちょっと古臭く感じたりもするほどです。
価値の非対称性という観点で、ビジネスやサービスを考えてみようと思いました。
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