伝わりすぎ

弟「今日さ、バイト中にすっごい懐かしい曲がかかっててさー、ずっと頭から離れないんだよね。たたたーたた、たーたたたぁ~♪ んんんんーんん… 伝わらない~♪」
僕「あはは、またか。てか全然わかんないんだけど、それ誰の曲だっけ?」
弟「えっとね。シャムシェイドっていったっけ、確か。何分のいくつかの純情とかいうヤツ。」
僕「あー、あった、あった、そんなの。何分のいくつかは忘れたけど、たしか純情な感情とかそんな感じだったはず。」
弟「それだ!それそれ!」
僕「で、何分のいくつだっけ?」
弟「うーん、それが聞き取れなかったんだよね。1/4 ぐらいじゃなかったっけ?」
僕「『1/4 の純情な感情』かぁ。うーん、なんか惜しい気もするけど微妙に語呂悪くない?」
弟「うん、言ってみて思った。1/3 かな? それとも 2/3 とか?」
僕「いちおう念のために仮分数とか帯分数の可能性も考えておいた方が良いかもね。」
弟「なんだよ、かぶんすうって?」
僕「小学校のときにやったじゃん。分子の方が分母より大きいのが仮分数。整数部とふつうの分数の和で表したのが帯分数。例えば、1 と 2/3 とか 5/3 とかそういうやつ。」
弟「えー、それはさすがにないっしょ。『5/3 の純情な感情』って、ヒャクパー違うよ。『1 と 2/3 の純情な感情』なんて、そもそもスムーズに歌えなそうだよ。」
僕「しかたないな。悔しいけどグーグルで調べるよ。」

僕「あ、あった。あった。 1/3 だ!」
弟「たたたーたた、たーたたたぁ~、1/3 も伝わらない~♪ うん、言われてみれば確かにしっくりくるよ。5/3 も伝わらない~♪ だと、やっぱちょっと歌いにくいね。」
僕「思ったんだけど 5/3 ってことは、純情な気持ちをすべて(3/3)伝えきったうえで、さらにもう 2/3 余計に伝えようとしてるってことだよね。僕のプロファイリングによると、純情ぶってるけどかなり押しつけがましい人物像が浮かび上がってくるね。年齢は 20 代前半。中肉中背。ストーカーの気があり。」
弟「てか、そもそも純情な感情がそんなに伝わってきたら、はっきりいってウザイよね。」
僕「あはは、確かにウザイね。コイツの純情が 1/3 しか伝わらなかったのは、ある意味幸せだったのかもね。」

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この記事を書いた人

こんにちは!カノといいます👓
インターネットやテクノロジー、ビジネスモデルや歴史(世界史・日本史)、美術などが好きです。メガネのせいか真面目っぽく見えるらしいですが、基本的には昔からいい加減な性格です。
このブログは昔からずっと個人的な日記みたいな感じで書いてきていて、基本的には個人的なログになりますが、興味のあるところだけ読んでいただけるとうれしいです。コメントやTwitterのフォローなどは大歓迎です。

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