お彼岸

正直いうと、お彼岸っていつ何をする行事だか知らなかったとです。

お彼岸とは春分の日・秋分の日を中日とした前後三日間のことを指す。

彼岸とは悟りの世界を意味し、迷いや苦悩に満ちたこちら側の岸(此の岸)に対して、あちら側の岸(彼の岸)、つまり極楽浄土のことを指す。

春分の日・秋分の日ともに、真東から出た太陽が浄土があるとされる真西に沈む日であることから始まった、日本独自の行事である。この季節は、日本の四季の中でも最も過ごしやすい時期なので、せめてお彼岸の数日間は、御仏のおられる彼岸を思って、それぞれの宗派の教えを守り修行に励もうという、いわば仏道週間とも言えるものである。

なるほど。

太陽が真東から真西に沈む(昼と夜の長さが一緒になる)という自然の現象から意味をみいだして、生活にひとつの規定をもうけているというわけです。とても形而上的ですね。こんな活動は地球上で人間にしかできません。

生活に役立つことや、やりたいこと・楽しいことだけをしながら生きていくのもひとつの人生ですが-どちらがいいという話はおいておいて-それだけではあまりにも形而下的なように思えます。せっかく形而上的なものの考え方ができる人間に生まれたのだから、まあ、一年に何度かはそういう行事にきちんと取り組くんでみるのもありかなーと思い直したりした 27 歳のお彼岸(春編)でした。

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